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出演者プロフィール-東京ムジーククライス 第7回定期演奏会-

渡辺 祐介(わたなべ ゆうすけ)<指揮> 常任指揮者

東京藝術大学卒業、同大学院修了。多田羅迪夫、黒田博の両氏に師事。在学中より藝大バッハカンタータクラブに所属し数多くのソロを務め、2005年3月から3年間は後進の指導にあたる。2002年からバッハ・コレギウム・ジャパンのメンバーとなり、多数のコンサート、録音に参加。2008年から2010年までデン・ハーグ王立音楽院に留学、ペーター・コーイ、マイケル・チャンス、ジル・フェルドマン、リタ・ダムス諸氏の下で研鑽を積む。最近では三枝成彰氏のオペラ《KAMIKAZE》の初演に特攻隊役で出演、また金昌国指揮のアンサンブルofトウキョウにソリストとして招かれている。東京ムジーククライス常任指揮者及びマヨラ・カナームス東京音楽監督。

 

藤井 雄介(ふじい ゆうすけ)<福音史家>

fujii_3.jpg大分県大分市出身。声楽を外川香奈子、オルガ・ワルラ=コロ、奥田誠、枝川一也、鈴木寛一、寺谷千枝子、ブライアン・パーソンズの各氏に師事。これまでに、バッハ《ヨハネ受難曲》の福音史家、ヘンデル《メサイア》、ハイドン《天地創造》、モーツァルト《レクイエム》、シューマン《薔薇の巡礼》など、主に宗教的声楽作品のソリストを多数務める。日本フィルハーモニー交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、オーケストラ・アンサンブル・金沢等と共演。バッハ・コレギウム・ジャパン(鈴木雅明氏音楽監督)ではソリスト、声楽メンバーとして多数公演・録音に参加している。広島大学教育学部音楽科卒業。東京藝術大学音楽学部声楽科を経て、同大学院音楽研究科修士課程および博士後期課程修了。

 

三浦 英治(みうら えいじ)<イエス>

fujii_3.jpg声楽を洗足学園音楽大学にて築地文夫、ケルン音楽大学(ドイツ)にてヴォルフガング・トロイトラー、デン・ハーグ王立音楽院(オランダ)にてペーター・コーイに師事。その後スコラ カントールム バジリエンシス(スイス)より奨学金を受けアンソニー・ルーリー、エヴェリン・タブに師事、その他マックス・ファン・エグモント、アンドレアス・ショルに師事。主にルネッサンス、バロック時代、18世紀の作品に多数のレパートリーを持つ。現在まで、Il Canto di Orfeo(イタリア)、Arsys Bourgogne(フランス)、Collegium Vocale Gent(ベルギー)に所属し、数多くのコンサート・CD録音に出演。三浦音楽事務所代表。

 

加藤 宏隆(かとう ひろたか)<ピラト/バス>

静岡県出身。東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。第5回浜松市民オペラ「魔笛」でオペラデビュー後アメリカに留学。ジョンズ・ホプキンス大学ピーボディ音楽院修士課程及び、インディアナ大学ジェイコブス音楽院パフォーマーディプロマ課程修了。イタリア・フィレンツェへの短期留学も経験。アメリカ国内において、多くのオペラやコンサートにソリストとして出演。2011年にはバーナード・ランズ作曲による、画家ゴッホの生涯を描いたオペラ「ヴィンセント」の世界初演、ゴーギャン役に抜擢される。米国アスペン音楽祭参加。現在は拠点を日本に移し、幅広い活動を展開している。二期会会員。

 

松井 亜希(まつい あき)<ソプラノ>

岩手県出身。東京藝術大学音楽学部声楽科卒業、同大学院修士課程・博士課程を修了。博士号取得。アカンサス音楽賞、同声会賞、三菱地所賞を受賞。日仏声楽コンクール優勝、友愛ドイツリートコンクール優勝、日本音楽コンクール入選。大学院在学中に行われた日本演奏連盟主催のデビューリサイタル・シリーズではフランス近現代歌曲を演奏し、「清純な詩情に溢れる透明感ある歌唱」と評される。オラトリオのソリストとして、「メサイア」、「マタイ受難曲」、「第九」等様々な作品に出演。また現代音楽も得意とし、東京シンフォニエッタの演奏会でフランスの作曲家アタイールの作品「Ancho~暗潮~」を日本初演するほか、アンサンブル・ジェネシスのメンバーとしてNHK「クラシック倶楽部」に出演し全国放映された。

 

上杉 清仁(うえすぎ すみひと)<アルト>

高知大学人文学部卒業。同大学院教育学研究科音楽教育専修修了。東京藝術大学大学院博士後期課程を修了し博士号(音楽)を取得。スイス・バーゼル音楽大学・スコラ カントールムに留学し、ゲルト・テュルク、アンドレアス・ショル両氏のもとで研鑽を積む。2000年古楽コンクール(山梨)において最高位受賞。伴せて、『蔵の街』音楽祭賞を受賞。ヨーロッパ各地で演奏会、フェスティヴァルに数多く参加している。バッハ・コレギウム・ジャパン、声楽アンサンブル「ラ・フォンテヴェルデ」、ロゴス・アポカルプスィス、Seven Tears Consort各メンバー。東京ムジーククライス副指揮者、北九州聖楽研究会ヴォイストレーナー。桜美林大学芸術文化学群音楽専修非常勤講師。ミューズアート音楽院講師。日本声楽発声学会会員。

 

谷口 洋介(たにぐち ようすけ)<テノール>

神奈川県横浜市出身。国立音楽大学声楽科卒業。声楽を宮崎義昭、中村健、大石正治、ヒサコ・タナカの諸氏に、古楽歌唱法をジョン・エルウィス、ゲルト・テュルクの諸氏に師事。1998年以来、鈴木雅明主宰のバッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)のメンバーとして国内外の数多くの演奏会やCD録音に参加し、現在もソリスト・合唱主要メンバーとして活躍中。1999年、BCJ演奏によるモンテヴェルディ作曲「聖母マリアの夕べの祈り」でソリスト&CDデビュー。2002年、鈴木美登里を中心として声楽アンサンブルグループ「ラ・フォンテヴェルデ」を結成し、16世紀~17世紀のイタリアで流行したマドリガーレの演奏と普及に努めている。その他、立教学院諸聖徒礼拝堂聖歌隊の声楽指導員を務めている。

 

東京ムジーククライス<合唱/管弦楽>


2006年10月、首都東京を本拠地とし、バロックや古典・ロマン派の宗教曲、とりわけJ.S.バッハの作品の研究、及びその演奏活動を目的に設立された合唱団、音楽団体。常任指揮者には、バッハ・コレギウム・ジャパン等で広く活躍中の渡辺祐介氏を迎え、また国内外で活躍する気鋭の音楽家を数多く指導者・演奏者として招聘し、併設のプロオーケストラと共に演奏活動を行っている。20代・30代の若手社会人や学生を中核として集った、濁りなく機動性溢れる合唱アンサンブルは、楽器としての“声”の迫力、美しさや豊潤さを新たに感じさせるものとして評価を得ており、その活動スタイル、また意欲的なプログラミングとも相俟って各方面から注目を集めている。