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J.S.バッハ「マニフィカト」

J.S.BACH 
”Magnificat in D” BWV243  《マニフィカト ニ長調》

【楽器編成】
独唱(ソプラノ、アルト、テノール、バス)、5声合唱(ソプラノ2声)
3トランペット、ティンパニ、2フルート、2オーボエ、2オーボエ・ダモーレ
2ヴァイオリン、ヴィオラ、通奏低音

初演 1723年12月25日(変ホ長調版)

ルター派カントルであるバッハは、ドイツ語カンタータの作曲を生業としていましたが、数少ないながらもラテン語による作品群が存在します。その中でも最も有名と言えるのは、カンタータの美味しいところダイジェスト版ともいえる 「ロ短調ミサ」、そして合唱好きな方にファンの多いマリアの賛歌 「マニフィカト」です。
「マニフィカト」は演奏時間約30分と規模はそれほど大きくありませんが、美しいアリアとポリフォニックな合唱パートが華々しく織りあい、トランペットをはじめとした見せ場たっぷりの管楽器パートと共に、バッハの魅力がバランスよく凝縮された作品です。
また、初演版(変ホ長調版)においてはクリスマスにちなんだ4曲の挿入歌がありましたが、この第2稿では挿入歌は除かれ、管楽器の編成が変更されています。