English

出演者プロフィール -東京ムジーククライス 第1回定演演奏会-

渡辺 祐介 (わたなべ ゆうすけ) <指揮/バス> 常任指揮者

watanabe.jpg東京藝術大学卒業、同大学院修士過程修了。声楽を多田羅迪夫、黒田博の両氏に師事。在学中より芸大バッハカンタータクラブに在籍、世界的音楽家である小林道夫氏の指導と指揮のもと、J.S.バッハの受難曲並びに教会カンタータのバス・ソロを数多く務める。2005年4月からは、クラブの指導と指揮から勇退した小林道夫氏に代わり、後進の指導にあたっている。また2002年4月からは、鈴木雅明氏の主宰するバッハ・コレギウム・ジャパンに参加、声楽アンサンブルメンバー及びソリストとして活動している。2006年10月、東京ムジーククライス常任指揮者に就任。

松井 亜希 (まつい あき)  <ソプラノⅠ>

matsui1.jpg岩手県出身。東京藝術大学声楽科卒業、大学院修士課程修了。現在、同大学院博士後期課程在籍。声楽を村松玲子、尾高綾子、中村浩子、朝倉蒼生、フランス歌曲を三林輝夫、ドイツ歌曲をコンラート・リヒターの各氏に師事。学部卒業時にアカンサス音楽賞、同声会賞を受賞。第13回日仏声楽コンクール第1位受賞。平成17年度友愛ドイツリートコンクール第1位、併せて文部科学大臣奨励賞、日本R.シュトラウス協会賞を受賞。その副賞として、2006年にウィーンにてリサイタルを開いた。大学院ではフランス近現代歌曲、特にもF.プーランクの歌曲作品を研究している。また、独・英・日の歌曲の演奏にも力を入れており、バロックから現代までをレパートリーとしている。これまでにオペラでは、スザンナ (モーツァルト「フィガロの結婚」)、パパゲーナ (「魔笛」)、ツェルリーナ (「ドン・ジョヴァンニ」)、アデーレ (J.シュトラウス「こうもり」)、姫 (ラヴェル「子供と魔法」)、ジュリエット (グノー「ロメオとジュリエット」)、ミカエラ (ビゼー「カルメン」)、ベリンダ (パーセル「ディドとエネアス」) を演じる他、宗教音楽では、モーツァルト「レクイエム」、「ドミニクス・ミサ」、「聖母マリアのためのリタニア」、「ダヴィデの悔悟」、ハイドン「天地創造」、ヘンデル「メサイア」、バッハの教会カンタータや「マタイ受難曲」、「ロ短調ミサ曲」、「マニフィカト」等、多くのソリストを務める。東京藝術大学バッハカンタータクラブ、バッハ・コレギウム・ジャパン、アンサンブル・ジェネシスの各メンバー。

澤江 衣里 (さわえ えり) <ソプラノⅡ>

sawae1.jpg島根県出身。国立音楽大学声楽科首席卒業、卒業時に武岡賞を受賞。2001年、ウィーン夏期セミナーを受講しエヴァ・ブラホーヴァ氏に師事、ディプロマを獲得。同大学主催の公開レッスン、第65回ソロ・室内楽定期演奏会、卒業演奏会などに出演。第75回読売新人演奏会出演。声楽を佐藤峰子、永井和子の各氏に師事。現在、東京藝術大学大学院修士課程三年に在籍。同大学主催のモーニングコンサート、うたシリーズなどの演奏会に出演。また、バッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)の公演、録音にも出演している。

上杉 清仁 (うえすぎ すみひと) <アルト>

uesugi1.jpg高知県出身。高知大学卒業。同大学院修了。東京藝術大学大学院古楽科修了。同大学院博士後期課程在籍。2005年からスイス・バーゼル音楽院・スコラカントルムに留学し、ゲルト・テュルク、アンドレアス・ショル両氏のもとで研鑽を積んでいる。これまでに、声楽を小原浄二、野々下由香里、伊原直子、戸田敏子、ペーター・コーイ、ロビン・ブレイズ、パスカル・ベルタン、クラウス・オッカーの各氏に、アンサンブルをアンドレア・マルコン、アントニー・ルーリーの各氏に、バロック歌唱装飾法を故大橋敏成氏に師事。2000年古楽コンクール(山梨)において最高位受賞。伴わせて、『蔵の街』音楽祭賞を受賞し、その記念リサイタルを行う。スイスを中心にヨーロッパ各地で演奏会やフェスティヴァルに数多く参加しており、特にスイスで開かれた演奏会では、《色彩豊かな声色とその美声》と、現地各誌で絶賛される。そのしなやかで柔らかい美声には定評があり、日本で数少ないカウンターテナーとして活躍している。高知バッハカンタータフェライン、バッハ・コレギウム・ジャパン、声楽アンサンブル「ラ・フォンテヴェルデ」メンバー。北九州聖楽研究会ヴォイストレーナ。

藤井 雄介 (ふじい ゆうすけ) <テノール>

fujii.jpg大分県出身。14歳より声楽を始める。声楽を外川香奈子、オルガ・ワルラ・コロ、奥田誠、枝川一也、鈴木寬一、寺谷千枝子の各氏に師事。1995年第49回瀧廉太郎記念音楽祭、全日本高等学校声楽コンクール最優秀賞。高校文化連盟全九州音楽コンクール声楽部門グランプリ。1996年第3回高校生国際芸術コンクール声楽部門第3位。これまでに、バッハ「ト短調ミサ」「ロ短調ミサ」、ヘンデル「メサイア」、ハイドン「四季」「天地創造」、モーツァルト「レクイエム」、ベートーヴェン「交響曲第9番」、ドヴォルザーク「ミサ曲ニ長調」などのソリストを務める他、2005年からはバッハ・コレギウム・ジャパン(鈴木雅明氏指揮)での活動も行っている。広島大学教育学部音楽科卒業。東京藝術大学音楽学部声楽科を経て、同大学院修士課程修了。現在、同大学院音楽研究科博士後期課程在籍。