東京ムジーククライス第10回定期演奏会に寄せて vol.7

重岡麻衣<フォルテピアノ>より

東京ムジーククライスさんの定期演奏会に出演させて頂くのは、今回で3回目。一昨年はオルガンで、去年はチェンバロで、そして今年はフォルテピアノでの通奏低音です。早くも鍵盤楽器を一回りしてしまいました!

モーツァルト版メサイアは初めて。初演が1789年ということですから、今回使用するフォルテピアノ(1800年ヴァルターモデルのレプリカ)が本番当日にどんな響きをしてどんな効果をもたらすのか、私自身非常に楽しみです。

エネルギーに溢れた合唱団の皆さんと、素晴らしいオーケストラ、そして古くからの盟友マエストロとの、渾身のメサイアをどうぞお楽しみに。

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©Toshikazu Kaneiwa

東京ムジーククライス第10回定期演奏会に寄せて vol.6

山本徹<チェロ>より

Toru Yamamoto photo by Shigeto Imura学生の頃、バッハのチェロ組曲をレッスンに持っていった時、師曰く「何回本番で弾いたか数えておくといいよ…僕はもう手遅れだけど!」。ものぐさな弟子は師の教えを活かさず、どうやら既に手遅れになってしまったが、メサイアもまた同じく、何回弾いたか分からない曲の一つになりつつある。

通奏低音奏者にとって仕事の事始めのようなこのメサイア、最初はひたすら長い曲と思っていたが、徐々にヘンデルの素晴らしさと、背後に散りばめられたレトリックの数々に気付くようになり、毎回新鮮な驚きと共に本番を迎えている。もう一人の天才モーツァルトもやはりこの曲に出会うべくして出会ったのではないだろうか?

私にとっておそらく27回目のメサイア(そして2回目のモーツァルト編)、創立当初よりご一緒させていただいている東京ムジーククライスの節目の年に皆様と、そして盟友渡辺祐介氏をはじめ素晴らしい同僚の皆様とご一緒出来る事を大変嬉しく思う。

東京ムジーククライス第10回定期演奏会に寄せて vol.5

加藤宏隆<バス>より

kato_hirotaka学生の頃より合唱の一員としては、間違いなく他のどの作品よりも多く歌ってきたメサイアですが、今回ソリストとして、しかもモーツァルト編曲版・ドイツ語で歌わせていただけるということで、たいへん楽しみにしております。

ヘンデルと比べると楽器の編成はじめ、随所に違いが見受けられるモーツァルト編曲版ですが、個人的に魅力を感じるのは、やはりバスのアリア(ヘンデル版タイトル)The trumpet shall soundです。モーツァルト編曲版ではトランペットではなくホルンが使用されていて、昔観た「カストラート」という映画の一場面、トランペットと歌の力比べのような雰囲気が好きだった私には、初め若干物足りない感じを受けましたが、繰り返し聴いてみればこれもまた味があって良い。

もちろんそれ以外にも聴きどころ満載な本作品、ぜひお聴きいただければと思います。

東京ムジーククライス第10回定期演奏会に寄せて vol.4

清岡優子<コンサートミストレス>より

image1私がメサイアと出会ったのは中学1年生の時。キリスト教の学校だったので全校生徒で参加するクリスマスミサが毎年あり、そのミサの中で「ハレルヤ」を歌うのが恒例でした。しかしその頃は、長大な「メサイア」という曲の中の一曲だという事などつゆ知らず。

東京藝術大学に入学し、先輩に勧誘されるがままにバッハカンタータクラブへ入部。そこからつながったご縁で初めてメサイア全曲を演奏した時、長い道のりを経てたどり着いた「ハレルヤ」は、別世界でした。そしてまた、物心ついた時にはすでにクリスチャンになっていた自分を、初めて受け入れようと思った瞬間でもありました。

今回は人生で初めてのモーツァルト編曲のメサイア演奏。どんな世界が広がるのか、楽しみで仕方ありません!

東京ムジーククライス第10回定期演奏会に寄せて vol.3

藤井雄介<テノール>より

fujii_yusukeもう15年以上も前、広島で学生をしていた頃、4年生最後の試験曲として、メサイアの最初のアリア”Ev’ry valley shall be exalted”を歌いました。

当時は音符を追うだけでそれはそれは必死でしたが、先生から「どうせメサイアは全部歌わなきゃいけないから、今からよく勉強しときなっ」とのアドバイス。 先生、ありがとう。

歌うたびに新たな壁を与えてくれるメサイア、しかも今度はモーツァルト版! より新鮮な気持ちで、すごいパワーを持ったTMKの皆さんとの共演を楽しみにしています。

是非ご来場下さい!

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