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プロフィール

東京ムジーククライスとは・・

2006年10月、首都東京を本拠地とし、バロックや古典・ロマン派の宗教曲、とりわけJ.S.バッハの作品の研究、及びその演奏活動を目的に設立された合唱団、音楽団体。常任指揮者には、バッハ・コレギウム・ジャパン等で広く活躍中の渡辺祐介氏を迎え、また国内外で活躍する気鋭の音楽家を数多く指導者・演奏者として招聘し、併設のプロオーケストラと共に演奏活動を行っている。

20代・30代の若手社会人や学生ばかりが集った機動性溢れる合唱アンサンブルは、楽器としての“声”の豊潤さを新たに感じさせるものとして評価を得ており、意欲的な活動スタイルやプログラミングとも相俟って各方面から注目を集めている。

musik-kreis(ドイツ語で「音楽の輪」)という団体名には、クラシック音楽、合唱の素晴らしさを、演奏を通して聴衆や演奏者と共感したい、受け継いでゆきたいという願いが込められている。

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東京ムジーククライス 活動の趣旨

日本は世界でも有数の合唱大国といわれ、全国各地に数多くの合唱団が活動しています。年の瀬には「第九」や「メサイア」の調べが街に流れ、また音楽の授業やクラブ活動などを通じ多くの皆さんが、一度は合唱に親しんだ経験があるのではないでしょうか。

しかし現状を見渡すと、多くの合唱団で若手の空洞化が進んでいるようです。音楽の愉しみ方が多様化していることもあってか、大学合唱団では慢性的な団員不足に苦しみ、また卒業後、その多くが演奏活動に距離を置いてしまっています。慌ただしい日常を前に、歌う、奏でる喜びを忘れかけています。

私達は、このような寂しい状況に一石を投じたい。

音楽を愛する仲間たちと、心から感動出来るスリリングな演奏・練習に身を置くことで、ひとりでも多くの若者達にクラシック、合唱の素晴らしさを体感して欲しい。そして末永く、その音楽の輪を繋げて欲しいと願っています。

だから私達はこう名乗ります。 東京ムジーククライス(音楽の輪、音楽の仲間たち)

常任指揮者: 渡辺 祐介 (わたなべ ゆうすけ)

東京藝術大学音楽学部卒業、同大学院修了。黒田博、多田羅迪夫の両氏に師事。 その後2008年より2011年までオランダのデン・ハーグ王立音楽院古楽科に留学、 ペーター・コーイ、マイケル・チャンス、ジル・フェルドマン、リタ・ダムスの諸氏のもとで研鑽を積む。その間2009年9月にオランダのエンスヘーデで行われたサッカー日本代表とオランダ代表の親善試合では、特に指名されて国歌《君が代》を独唱した。 帰国後は、2013年1月に世界初演された三枝成彰氏 の 新作オペラ《 K A M I K A Z E 》に特攻隊員役で出演、金昌国氏指揮のアンサンブル of トウキョウによる ベートーヴェン《交響曲第9番》にソリストとして招聘され、また栗山文昭氏指揮の栗友会合唱団の公演ヘンデル《メサイ ア》、フォーレ《レクイエム》にソリストとして招かれる等、活躍の場を拡げる。2018年秋にはバロック・ヴァイオリン奏者の寺神戸亮氏 指揮によるモンテヴェルディの歌劇《オルフェーオ》(カロンテ役)、同《ウリッセの帰還》(ネットゥーノ役) に続けて出演し、その圧倒的な美声が絶賛を博した。
2002年4月より鈴木雅明氏の主宰するバッハ・コレギウム・ジャパンのメンバー。 2017年10月「カントゥス・エーブリウス」を創設し、バッハの教会カンタータ全曲 演奏プロジェクトを開始。またバロック・チェロ奏者の山本徹氏、バロック・オーボエ奏者の三宮正満氏らと共に、国内外の若手オリジナル楽器奏者を結集して「 オルケストル・アヴァン=ギャルド L’orchestre d’avant-garde」を創設して音楽監督に就任し、2019年2月よりベートーヴェンの全交響曲、全協奏曲の演奏を目標に活動を開始。 現在マヨラ・カナームス東京音楽監督、東京ムジーククライス常任指揮者、Coro Libero Classicoメンバー。