J.S.バッハ「カンタータ29番」
J.S.BACH
”Wir danken dir, Gott, wir danken dir” BWV29
《神よ、我ら汝に感謝す》
【楽器編成】
独唱(ソプラノ、アルト、テノール、バス)、4声合唱
3トランペット、ティンパニ、2オーボエ
2ヴァイオリン、ヴィオラ、独奏オルガン、通奏低音
独唱(ソプラノ、アルト、テノール、バス)、4声合唱
3トランペット、ティンパニ、2オーボエ
2ヴァイオリン、ヴィオラ、独奏オルガン、通奏低音
初演 1731年8月27日 市参事会交代式
ライプツィヒ市の公の行事の為に作られた事もあり、ティンパニにトランペット3本を加えた祝祭的で華やかなカンタータです。冒頭のオルガン協奏曲かのようなシンフォニアは、「無伴奏Vnパルティータ3番プレリュード」からの編曲。また続く2曲目の合唱では、後に転用された「ロ短調ミサ」”Gratias agimus tibi” 《われら汝に感謝す》 ”Dona nobis pacem” 《我等に平和を与え給え》とほぼ同じ旋律が使われ、神への賛美を落ち着いた情感で表現しています。